なぜ 2 発目が TST になるのか
DT砲 のいちばんの勘所は、1 発目を撃つと盤が下がることです。TSD で 2 段消えると、その上に乗っていたブロックがまるごと 2 段ぶん落ちてきます。
① 2 段消えて盤が下がる② 2 発目の T を差し込む
○ 3 段消える③ 回すと 3 段そろう 破線で囲んだところが、1 発目を撃ったあとに現れる深さ 3 段の穴です。ここへ 2 発目の T を横から差し込み、回すと 3 段そろいます。
落ちてきた形の中に、今度は深さ 3 段の穴が現れます。ここへ 2 発目の T を入れると Tスピン トリプル。2 発目の置き場所は、1 発目を撃つまで存在しません —— だからこの技は「組んでから 2 手続けて撃つ」形になります。
2 発目は Tスピン トリプル と同じで、真上からは入りません。回した瞬間に SRS の最後のウォールキックが働いて、T ミノが 2 段ぶん落ちて穴に収まります。
火力と点数
DT砲 が選ばれる理由は、この 2 手で出る量です。数字は本編と同じ処理で実際に撃って測ったものです。
レベル 1 のときの点で、本編と同じ処理で実際に撃って測った値です。2 発目が跳ねるのは Back-to-Back が乗るため —— Tスピン トリプルの基礎点 1,600 が 1.5 倍で 2,400 点、これにコンボの 50 点が足されて 2,450 点になります。2 発の合計は 3,650 点。
2 発目が跳ねるのは Back-to-Back が乗るからです。Tスピンとテトリス(4 段消し)は「大技」として扱われ、あいだにふつうの消し方をはさまずに連続で決めると基礎点が 1.5 倍になります。TSD → TST はまさにその条件を満たします。
対戦では合わせてお邪魔 11 段ぶん。テトリス(4 段消し)1 回で送れるのが 4 段なので、その 2 回半を超える量を 2 手で送ることになります。
開幕DT砲 の組み方
開幕から組む場合、1 巡目(7 個)で土台を作り、2 巡目で撃つ形 ——「基本形」と呼ばれます —— まで持っていきます。テンプレ集では、基本形が組み上がる確率はおよそ 46.7%とされています。これはハードドロップだけで組める割合で、ソフトドロップを使えばもう少し上がります。
① 1 巡目 — 7 個で土台② 2 巡目 — 6 個で仕上げJ・L は左、I・O は右 2 巡(14 個)のうち 13 個で形が出来上がり、余った T ミノがそのまま 1 発目になります。2 発目の T は次の巡から来ます。右の図は 2 巡目で足す 6 個だけ色を付けたもの —— J(青)と L(橙)は左、I(水)と O(黄)は右。S(緑)と Z(赤)は決まった側を持たず、ミノ順や派生によって置き場所が変わります。
1 巡目は、ホールドを使わずハードドロップだけで組める順番が決まっています。L が S より早く、S が T より早いこと、そして J が Z より早いこと —— この 2 つを満たす順で来たときは、そのまま落とすだけで土台になります。
この順で来なかったときは、T ミノを先に置く「T先置き(T土台)」という組み方があります。こちらは T が S・Z より早いときに組みやすく、最終形は上とまったく同じです。1 巡目に T・S・Z が早く来たらこちらへ切り替えます。
3 巡目以降は、残った地形からさらに派生させる型がいくつもあります。まずはこの形を組み切って 2 発撃つところまでを目標にしてください。
DT砲 の弱点
火力は大きいぶん、代償もはっきりしています。
- 組むのに 2 巡かかる撃つまでに置く 13 手はほとんど点になりません。その間は無防備です。
- 地形が高くなる撃つ直前の盤は 7 段ぶん積み上がっています。事故が起きたときの余裕がありません。
- 置きミスの立て直しが難しい1 個ずれると 2 発目の穴ができず、TST が入らなくなります。
実戦では、まず 開幕TSD のように 1 巡で完結する型を確実にしてからのほうが早道です。テンプレ集でも DT砲 は「初心者おすすめ開幕テンプレ 3 選」に入っていますが、組む速度が要る型という但し書きが付いています。
よくある質問
Q. DT砲 の「DT」は何の略ですか?
A. Double と Triple です。Tスピン ダブル(2 段消し)を撃ってから Tスピン トリプル(3 段消し)を撃つので DT砲。開幕から組む形を 開幕DT砲、中盤で組む形を DT砲(途中DT)と呼び分けます。
Q. 1 発目は撃てるのに 2 発目が入りません。
A. 2 発目は真上から落としても入りません。深さ 3 段の穴に横から差し込んで回すと、ウォールキックで 2 段ぶん落ちて収まります。入れ方そのものは Tスピン トリプル と同じです。
Q. 開幕TSD とどちらを先に覚えるべきですか?
A. 開幕TSD が先です。1 巡で完結して、撃ったあとの盤も低いままなので、失敗しても立て直せます。DT砲 は 2 巡ぶん覚えることになるので、開幕TSD が組めるようになってからのほうが結果的に早く身につきます。
Q. ここで撃った形は本番でも成立しますか?
A. します。この講座の盤はテトリス 無料の本編とまったく同じ処理を通しています。盤面を用意しているだけで、判定と得点計算は共通です。
Q. スマートフォンでもできますか?
A. できます。画面の釦で操作できるので、キーボードは要りません。
次にやること
DT砲 の考え方が通ったら、土台のほうを覚えます。覚えた技は本編でそのまま使えます。