REN の加点はどう伸びるか
REN の加点は続いた手数ぶんだけ増えます。1 段消し自体は 100 点のままですが、そこへ REN のぶんが上乗せされます。
レベル 1 のとき、1 段消しを続けた場合の 1 手あたりの点。消しているのはどれも 1 段だけですが、続くほど 1 手の価値が上がります。6 手つなぐと合計 1,350 点(=5 REN)です。
式は 50 ×(続けて消せた回数 − 1)× レベル。1 手目では加点は付かず、2 手目から 50、3 手目から 100 と伸びていきます。1 段ずつしか消していなくても、続けるほど 1 手あたりの点が上がっていくのがこの技の性質です。
対戦では、送るお邪魔の量も REN の長さで増えます。テトリス(4 段消し)が 1 発で送るのに対し、REN は手数をかけて積み上げる火力です。
中開け — 4 列の井戸を作る
難しいのは「毎回そろえる」ほうです。盤の幅は 10 列あるので、ふつうに積んでいて 1 手で 1 段そろうことはまずありません。両側を積んで、そろえる範囲を中央の 4 列だけに狭めておくのがこの技の土台です。この土台を 中開け、そこから伸ばす技を 4列REN と呼びます。
✗ 1 手では届かないふつうに積んだ盤 — 空きがばらける
○ 1 手で届く中開け — 空きが 4 列にまとまる ミノは 4 マスがひとかたまりなので、離れた空きは 1 手では埋められません。左は 2 か所に分かれていて届かず、右は空きが緑の線のところ 4 列にまとまっているので、1 手で届きます。両側を積むのは、この「まとまり」を作るためです。
使うミノは選びません。その 1 手で 1 段そろえば、I ミノでも T ミノでも REN は伸びます。上の講座で I ミノを 3 本続けたのは、井戸の幅とちょうど同じで分かりやすいからです。
○ 1 段そろう井戸が空のとき — I ミノ 1 本
○ 1 段そろうタネを 3 マス残したとき — T ミノ REN は「続けて消せる」ことが条件で、ミノの種類は問いません。左は井戸が空のときに I ミノで埋めた形、右はタネを 3 マス残した井戸に T ミノを掛けた形。どちらもその 1 手で 1 段そろいます。タネ3 の井戸を 1 手で埋められるミノは、engine で数えると I・T・S・J・L の 5 種です。
両側は 1 段ぶんずつ積み上げていきます。井戸の外へ置いたミノは消えないまま残るので、土台を作っているあいだは点が入りません。ここが 4列REN でいちばん時間のかかるところです。
2 手かけて 1 段そろえる置き方は REN では使えません。1 手目が消えない時点で、そこで 0 に戻るからです。だから毎回「次の 1 手でも消せる形か」を考えることになります。それが次のタネの話です。
タネ3 — 繋ぎ続けるための形
井戸が空のままだと、次に来たミノが I でないかぎり 1 段そろいません。続けるコツは、消したあとに井戸の中へ何マスか残しておくことです。この残りを タネ、3 マス残す形を タネ3 と呼びます。
① タネ3 — 残り 1 マス② T ミノで埋める → 消える③ 消えたあとも 3 マス残る 井戸の 4 列と、両側の壁を 1 列ずつ描いています。①の残り 1 マスへ T ミノを掛けると②で 1 段そろいます。見てほしいのは③ —— 消しても井戸は空にならず、また 3 マスが残ります。入れたミノの残りが次のタネになるので、そのまま次の 1 手へ繋がります。これが REN が続く仕組みです。
タネが残っているかどうかで、次に使えるミノの数がはっきり変わります。engine で数えると次のとおりです。
- タネ 3 マス(残り 1 マス)I・T・S・J・L の 5 種が 1 手で埋められます。
- タネ 0 マス(井戸が空)4 マスを 1 手で埋められるのは I ミノだけ。7 種に 1 つしかありません。
つまり 1 段そろえること自体より、次のタネを残すことのほうが大事です。消してすぐ井戸が空になる置き方は、次に I ミノを引けるかどうかの運任せになります。
タネが多すぎると井戸が浅くなって、次のミノを置く場所が減ります。日本のテンプレ集ではこの残し方を タネ3 と呼んで目安にしています。
4列REN の弱点
REN は続くほど強くなりますが、途切れた瞬間に積み上げたぶんが消えます。狙って続けるための 4列REN には、さらに次の代償があります。
- 土台を作るのに手数がかかる両側を積んで中央を空けるまで、消せない手が続きます。その間は無防備です。
- 途切れると立て直しが重い1 手でも消さないと 0 に戻ります。積み上げた手数がその瞬間に消えます。
- 盤が高くなりやすい井戸の外へ置いたミノは消えないまま積み上がります。井戸が使えなくなった時点で、高い盤だけが残ります。
実戦では、Tスピン のように 1 手で決まる技を先に覚えるほうが安定します。REN は、土台を作る余裕があるときの選択肢です。
よくある質問
Q. 画面の「コンボ ×3」と REN の数が合いません。
A. 数え方の起点が違うだけです。画面のコンボは消した回数、REN はそこから 1 を引いた数で数えます。3 回続けて消せば画面は「コンボ ×3」、REN の言い方では 2 REN です。どちらも同じ 1 手を指しています。
Q. REN とコンボは違うものですか?
A. 同じものです。日本のテトリス界隈では REN、ゲームの画面表示や海外では COMBO と書かれることが多い、という違いだけです。このサイトの本編でも、連続で消すと「コンボ ×2」のように出ます。
Q. 1 段しか消えなくても REN になりますか?
A. なります。4 段消し(テトリス)を 1 回打つより、1 段消しを 4 手続けたほうが REN は伸びます。段数を稼ぐ技ではなく、手を止めない技だと考えてください。
Q. 4列REN と テトリス(4 段消し)はどちらが強いですか?
A. 目的が違います。テトリスは 1 手で大きく送る技、REN は手数をかけて積み上げる技です。REN は土台作りに時間がかかるぶん、途中で崩れたときの損も大きくなります。
Q. ここで成立した形は本番でも成立しますか?
A. します。この講座の盤はテトリス 無料の本編とまったく同じ処理を通しています。盤面を用意しているだけで、判定と得点計算は共通です。
Q. スマートフォンでもできますか?
A. できます。画面の釦で操作できるので、キーボードは要りません。
次にやること
REN の考え方が通ったら、手を動かして形に慣れます。覚えた技は本編でそのまま使えます。